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あしあと

    特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の駆除にご協力ください

    • [初版公開日:]
    • [更新日:]
    • ID:6981

    クビアカツヤカミキリとは

     クビアカツヤカミキリは、平成30年1月15日に、外来生物法による「特定外来生物」に指定された外来種の昆虫です。
     大繁殖して樹木を枯死させるおそれがあり、分布拡大を防止するために、販売や飼養、運搬などが禁止されています。

     本市では、平成27年に初めて被害が確認されて以降、情報収集や駆除などの対策を進めています。

    クビアカツヤカミキリの特徴
     名称クビアカツヤカミキリ(クロジャコウカミキリとも呼ばれる)

     原産地  

    中国、 モンゴル、韓国、北朝鮮等
     体長成虫の体長(触覚及び脚を除く)は、3~4cm。触角を含めると5~7cm前後で、カミキリの中ではやや大きい。 
     特徴

    幼虫は、黄味がかった白色のいわゆるテッポウムシ。樹木の中に生息し、外からは見られない。
    成虫は、全体的に光沢のある黒色で、胸部(首部)のみ赤く、飛翔する。

     生態幼虫は、樹木内部に寄生し、樹木を食い荒らして木くずと糞の混じった「フラス」を排出する。樹木内部で2~3年かけて成長し、さなぎになり、5月中旬~7月に成虫となって樹木の外に出現する。繁殖力が非常に高く、狭い範囲で大繁殖する。 
    クビアカツヤカミキリ成虫の写真

    成虫(左がオス、右がメス)

    フラスの写真

    樹木の根元に溜まったフラス

    フラスの写真

    排出孔から垂れ下がるフラス

    情報提供はこちらから

     市内でクビアカツヤカミキリ(成虫)、フラスが排出されている樹木(サクラ、ウメ、モモなど)を目撃した方は情報提供をお願いします。

    1. 電話:環境政策課環境政策係042-595-1110(直通)へご連絡ください。
    2. 二次元コード:以下のコードを読み取り、必要事項をご入力ください。

      ※情報提供をいただいた方へ環境政策課からご連絡することがありますので、ご了承ください。

    電子申請フォーム
    (URL)https://logoform.jp/form/KPgt/kubiakatuyakamikiri
    (コードをクリックしてもアクセスできます)

    クビアカツヤカミキリによる影響

     クビアカツヤカミキリは、サクラやモモなどの樹木に寄生し、幼虫が内部を食い荒らすことで樹木を弱らせます。穴が空き弱った樹木は、水分や養分を運べなくなりやがて枯れてしまうため、木が倒れたり枝が落ちたりして危険です。また、モモやウメなどの果樹に寄生すれば、農業に被害をもたらします。

     さらに、日本に本来生息していない生きもの「外来種」であるため、日本に以前から生息している生きもの「在来種」と競合するなど、生態系に何らかの影響を与える可能性もあります。

     クビアカツヤカミキリは、在来種のカミキリムシに比べ、狭い範囲で大量に繁殖するため、被害が速く大きくなる傾向があります。できるだけ早く被害を発見し、すぐに駆除することが大切です。

    枯れる前の木

    寄生された樹木(被害発見当初)

    寄生により枯死した樹木

    寄生された樹木(左の写真の3か月後)

    寄生木の断面(写真)

    寄生木の断面

    寄生状況調査と被害状況

    寄生状況調査

     現在、市内のサクラ、ウメ、モモ、スモモ、ハナモモでクビアカツヤカミキリによる被害が確認されており、その被害区域は拡大傾向にあります。市ではクビアカツヤカミキリによる被害の拡大を防ぐため、寄生状況の調査及び駆除を行っています。

     ご自宅の敷地や勤め先の敷地内などに、サクラやウメなどの樹木がある場合は、6月~9月にかけて、フラス(木くずと糞が混じったもの)や成虫の有無の確認をお願いいたします。

     その際、クビアカツヤカミキリの成虫を見つけたり、クビアカツヤカミキリが寄生していると思われる樹木を発見した場合、速やかに環境政策課へご連絡ください。

     成虫を捕獲した場合は、その場で処分をお願いします。外来生物法により、生きたままの販売や飼養、運搬が禁じられていますので、対処が難しいときは、ご相談ください。

    寄生状況調査(フラス調査)の手引き

        ※ 「クビアカツヤカミキリ寄生状況調査のお願い」は、東京都環境局のご協力により作成したものです。

    被害状況

     令和5年度において、市民の皆さんからクビアカツヤカミキリについて145件の情報が寄せられ、うち127件がクビアカツヤカミキリによる被害でした。ご協力いただき誠にありがとうございます。

     初めてクビアカツヤカミキリによる被害が確認されてから令和6年3月31日までに被害が確認された区域は、以下のとおりになります。市内西部でも被害が確認されるなど、その被害区域は拡大傾向にあるので、引き続き注意が必要です。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    

    あきる野市クビアカツヤカミキリ対策事業補助金について

     市内の民有地におけるフラス(木くずとクビアカツヤカミキリの幼虫の排せつ物が混じった物)が確認されている被害木または、被害を受けるおそれがあるサクラ、ウメ、モモ(ハナモモを含む。)、スモモ等のバラ科の樹木に対し、クビアカツヤカミキリによる被害拡大を防止するために行う、防除または伐採に要する経費の一部を補助します。

    補助金に関する詳しい内容はこちらをご覧ください。(別ウインドウで開く)

    関連リンク

    お問い合わせ

    あきる野市役所 環境農林部 環境政策課
    電話: 環境政策係 内線2811、2812